1日目(その2)凱旋門
先にロビーで待っていたk君
エレベーターの話しをしたら、K君は別の人がスイッチを押したので同じ失敗はしなかったそうです。
まだ、ロビーに
現地添乗員のおばちゃんが居たので夕食を食べれる店の事を聞いてみました。

シャンゼリゼ通りまで行くと色々あるのと、ホテルの前には国際会議場の建物があるのですが、
その地下1階にはスーパーマーケットもあるとか。
とりあえずそこでも食べ物が買えると教えてもらいました。
とりあえずK君と外へ。夜の7時半と言うのに外はまだ明るいんです。
道を渡り国際会議場の建物の地下へ。
スーパーはありましたが、パリについていきなりスーパーで食料を買って食うのもなんだし、
やっぱりシャンゼリゼ通りまで歩いていくことにしました。
外にでてすぐの広い交差点を左に曲がると前方に凱旋門が見えます。
ナポレオン皇帝が作らせた凱旋門。(ナポレオン本人は完成を待たずに死んだそうですが・・・・)
この目で実際に見る事ができて「パリに来た!!」って実感が沸きますよね。

10分ぐらい歩いたでしょうか?凱旋門に到着。
凱旋門の周りは広い車道で左回りのローターリーになってます。
凱旋門の正面(?)まで行くと有名なシャンゼリゼ通りです。
とりあえずK君と記念撮影。
少し曇っていましたが、
夕焼に浮かぶ凱旋門がすごく綺麗です。
って・・・・・・・もう夜の8時なんですけどね。。^^;


ここからシャンゼリゼ通りです。
道は車道も歩道も石畳ですごく広いし人もすごく多いです。
凱旋門からシャンゼリゼ通りを少し歩くとマクドナルドもあります。
そのマクドナルドからさらに少し歩くとプジョーのディラーがありました。
中を見てみると・・・日本ではお目にかかれない2シーターのスポーツカーが2台展示してあります。
グランツーリスモ4でしか見たことのない車だ・・・・・・・
「中に入ったら怒られるかな?」と少しK君も不安そうでしたが、怒られたときは怒られた時です。
とりあえずディーラの中に入って、そのスポーツカーをそばで見て来ました。
しばらく車を見ていましたが、車見ていてもおなかがふくれる訳じゃ無いので再び外へ。
凱旋門を背にシャンゼリゼ通りを東に歩きます。

やっぱり道が広い。車道は片側4車線ずつぐらいあるのに、歩道もかなりの広さ。
カフェがテーブルを並べていても全然じゃまにならないぐらいです。
歴史が古くても馬車文化の街ですね。。。昔から道はかなりの広さを取って造っているんですね。
街並みも建物が統一感があり、どこを見ても絵になる風景です。
やっぱり日本とは全然違いますね。
景色を見ながら歩いて居ると道の向こう側にすごく大きくて、すごくわかりやすい鞄が見えました。

ルイ・ヴィトン本店です。
上の写真を撮ってから又東へ歩き始めました。
いろんな店があるんですが、とりあえず歩いて行くと少し大きめの交差点にかかり、
その先はお店がなさそうでしたのでシャンゼリゼ通りを渡り歩いて来た道の反対側に。
今度は凱旋門に向かって歩き始めましたが結局、良さそうな店もあまり無く先ほどのルイ・ヴィトン本店の
前に戻ってきました。
どうやらルイ・ヴィトン本店は現在改装中で仮店舗で営業中だそうです。
大きな鞄は改装工事の目隠しのようです。鞄の下に仮店舗の地図と説明文がフランス語、日本語、英語で
書いてありました。
さらに凱旋門に向かって歩きましたが気に入った店はあまり無く、結局先ほど写真を撮った凱旋門手前の交差点で
またシャンゼリゼ通りを渡り、マクドナルドの数件隣にある小さなカフェに入る事にしました。

入り口には黒服の黒人さんが立っており、店に入ろうとすると親切に扉を開けてくれます。
フランスでは扉を開けて入るお店は必ず挨拶をしましょうと聞いていたので
「ぼんじゅ〜る!」と挨拶をして店内へ。
黒服の黒人さんは「ボンソワール」と笑顔で挨拶を返してくれました。
・・・・・・・・そっか。。。「こんにちは=ボンジュール、こんばんは=ボンソワール」だった(^−^;
店内にはサンドイッチがカウンターのガラスケースの中に並んでいます。
サンドイッチと言ってもフランスパンにハムとか野菜とかはさんである「バゲットサンド」って言う物です。
店員に
「これっ!」って指を挿すと取ってくれます。ほしい物を自分で取るのではなく、店員に自分がほしい物を
カウンターケース越しに言ってとってもらう、ミスタードーナッツのようなお店だと言えばわかりやすいでしょうか・・・
「あん・かふぇ」と言ってコーヒーとバゲットサンド代、一人7ユーロぐらい?だったでしょうか。
代金を払いk君と席へつきやっと夕食にありつけました。^^;
割とおいしかったですよ。

しかし、パリに到着して数時間、さっそく結構な距離を二人で歩きましたが、街の景色は異国情緒満載で、
日本には無い絵になる景色ばっかりだし、日本人もほとんど居ませんが、何故か妙に違和感がありません。
ってか、変に空気が自分に合ってるような気がするんです。
今の時期は夜遅くまで明るいし、街の景色はいかにもパリだし・・・・・・・・
始めて来たパリで、しかもまだ来て数時間しか経っていないのに何故自分はこんなに街にシンクロできるんだ?
妙に居心地の良さを感じるぞ。。。
あ、自分がパリに似合う人だとは全然思っていませんよ。自分がパリに似合わ無い事ぐらいちゃんと自認しております。
私が海外で歩いていて似合う場所って香港か、台湾の怪しい電気屋街ぐらいですよ。
そう言った見た目の事じゃなく、自分に街の空気が合うんです。
バゲットサンドを食べながら考えていたんですが・・・・・・・・・なんとなくその理由がわかってきました。

街の空気が自分に合う理由として・・・・・・・

1.みんな歩くのが速い。
2.歩行者信号が
でも平気で信号無視をする歩行者。
3.タバコを吸いながら歩いている人が多い。
4.路上駐車がやたら多い。
5.まだ実際には見ていませんが、スリやひったくりが多い。

これって、まるで
の地元大阪にそっくりじゃありませんか。
綺麗な街並みや石畳の道とか景色は全く違いますが、そこを歩いてる人たちが大阪そのものですよね((^−^;

1.みんな歩くのが速い。
大阪人も歩くのが速いです。でもこっちの人は颯爽と歩いてる感じがして見ていてもかっこいい。。
大阪人が歩くのが速いのは単にせっかちなだけですからねぇ。。^^;
パリジェンヌに太った人が少ないのも、よく歩くからじゃないかと聞きました。
背筋を伸ばして颯爽と歩けば肥満防止になる証拠かもしれません。

2.歩行者信号が
でも平気で信号無視をする歩行者。
これは歩行者信号を守らない大阪人を見慣れている私でもびっくりしました。
「歩行者は車が来なければ信号を守らなくても良い」という法律でもあるのか?って思うほどパリの人は赤信号でも
平気で渡って行きます。
大阪では
「なんで車も来てへんのにボケ〜っと信号で立ってなあかんねん!さっさと渡ればええやんか。」っと言う
ある意味
合理的な考え方をしますが、パリの人もそうなのでしょうか?
違うのは信号を無視して横断歩道を渡っているとき、たまたま車が来ても歩行者が通り過ぎるまで車のドライバーは
おとなしく待ってるんです。
これが大阪なら確実に「なに信号無視してのそのそ歩いとるんじゃ!いてまうぞボケ!」と怒鳴られます。
車は結構なスピードで走ってたりしますが、雨でも降ったら路面が石畳なので濡れていると結構滑ると思うのですが、
交通量の多いシャンゼリゼ通りでも赤信号を無視して渡って行くたくましいフランス人まで居るんですよ。
ただ、必ず横断歩道を渡っているようですけどね。。
せっかちなのか
合理的なのか、それとも大阪の歩行者が国際的なのか?謎・・・・

3.タバコを吸いながら歩いている人が多い。
パリも公共の交通機関で駅や車内では全面禁煙ですが、外に関しては一切規制がなさそうです。
日本でも東京の千代田区は禁煙で罰金あるぐらいなのに、イメージと違いますね。。
颯爽と歩くパリジェンヌもタバコを吸いながら歩いていたりします。
しかもポイ捨てするんですよ。(^−^;
歩道も石畳なので吸い殻が目立ちにくいようですが、よく見ると結構吸い殻が落ちてました。
パリもそのうち規制がかかるかもしれませんね。
あ、でも「汚い」ってイメージはありませんでしたよ。ゴミはあまり落ちていませんでした。

4.路上駐車がやたら多い。
これは「ちょっとぐらい停めてもえやろ。」と平気で二重駐車してしまう有名な大阪の駐車違反とは
ちょっと事情が違うようです。
パリで一時預かりの駐車場をほとんど見かけませんでした。
(そういえばガソリンスタンドも無かったなぁ。。)
歴史が古い統一感のある街並みに、今更駐車場を作ることもできないからでしょうか?
同じ歴史が古い街でも京都の方がよっぽど駐車場があります。
でも、もともと馬車文化の街だからでしょうか?結構道も広いしよく見ると車道沿いに駐車OKな場所もあったりします。
でも、交差点とかちょっと停め方の良くない車は駐禁食らっていましたけどね。。

あと、縦列駐車も車と車の間隔をすごく詰めて停めてます。
実際に見ることはできませんでしたが、車のバンパーなんて当てる為にあると言う考え方。
詰めて縦列駐車している場所は前後の車をそっと自分の車で押し退けて出て行くとか。
サイドブレーキをひかずに駐車しておくんだって。
小型車にAT車がほとんど無いのもそういう理由でかもしれません。
車は完全に道具です。汚れてもそのまま。バンパーにまでワックスかけている日本では考えられない事ですよね。

5.まだ実際には見ていませんが、スリやひったくりが多い。
説明するまでも無く大阪はひったくりの発生件数日本一。
パリと違うのは大阪では買い物帰りのおばちゃんとかが狙われやすいのですが、パリではやっぱり日本人観光客。
でも、これはパリだけでなく海外ではどこでも一緒ですよね。
特にヨーロッパ諸国はスリやひったくりの仕事(?)をする為にいろんな国から繁華街に来てるとか。
で、現金信者で高価なデジカメやビデオカメラ持ち歩いている警戒心の少ない日本人観光客が狙われやすいと言う事は
すでに日本人でもみんなが知っている事ですよね。。。
たぶん、地元のパリの人はひったくりやスリなんかしません。他の国から仕事(?)をする為に来た人が、そういった事を
しているんだと思います。
歩いてでも隣の国に行けるヨーロッパ諸国だからでしょうね。

やっとパリの空気が自分に合う意味がわかってきました。^^;
まだまだ大阪と通じる事を発見したんですがそれは又後で・・・・・・

K君とカフェでバゲットサンドを食べ終え、店をでました。
店を出しょうとすると、先ほどの黒服の黒人さん(ドアマン?用心棒?)が扉を開けてくれたので、
「めるしぃ」と一言挨拶。
外はさすが夜の9時半なので暗くなっていました。
ライトアップされた凱旋門がすごく綺麗。
よく見ると凱旋門の屋上で写真のフラッシュの光が見えます。
K君「いまから凱旋門に登ってみます?」と言うので、とりあえず行ってみる事に。
何時までのぼれるんだろ?と二人で凱旋門を見上げていたんですが・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・って凱旋門の入り口どこだ?^^;
凱旋門の周りのロータリーは車がぐるぐるといっぱい走っています。
凱旋門までの横断歩道は無さそうです。

しかし目の前にある地下道の入り口は地下鉄の入り口だと思っていましたが、よく見ると自分たちの立っていた場所の
右後ろにも地下への入り口があり、「METRO」って書いてあります。
ってことは目の前にある地下道の入り口は・・・・・・・・・・・あ、凱旋門のマークがありました。
どうやらこの地下道を通って凱旋門まで行けるみたいです。

地下道を奥まで行くと階段と窓口がありました。
ここでチケット買うのかな?って思いながら階段を上がると、凱旋門も真下へ出てこれました。
凱旋門の下には「無名戦士の墓」と言う永久に消さない聖火をつけた慰霊碑があります。


凱旋門の入り口らしき所を発見。
窓口があったので入れるか?と聞いてみると下でチケットを買って来いと言われました。
やっぱり地下道に合ったのがチケット売り場だったみたいです。
階段を下り、先ほどのチケット売り場へ。
「どぅ、ちけっ!」と言えばちゃんと二枚チケットが出てきます。(ぎこちない発音だが通じるやん。。。)
一人7ユーロでした。
入場券を買ったので階段を上がり凱旋門の入り口へ。
入り口の窓口でチケットを渡しはいるといきなり螺旋階段があります。
この前、ウチの
チーフに聞いていたんですけどね・・・・・
チーフ 「*たぐさん!是非凱旋門登ってくださいね!上からの景色はすごく良いですよ!・・階段ですけど。と。
でもK君は高さ48メートル(ぐらいだっけ?)ある凱旋門を階段で上る事は知らなかったようです。
階段の幅も狭く角度も急で延々と続くのでは?と思うほどの螺旋階段を登って行きます。。。
K君「ま、まだあるぅ〜」と言いながら・・・でも、まだまだ30歳そこそこ。若いので一気に階段を上がっていきました。

螺旋階段を登り切った所で一枚撮影。

一番下が・・・・・・・・・・・見えない。。(^−^;

螺旋階段を登りきると、ちょうど凱旋門が繋がった所の中になるようで、トイレとか売店とかありました。
さらに階段を登りやっとの思いで屋上へ。
目の前にパリの夜景が。
「おぉぉぉぉっ!」思わず二人でうなり声を上げましたよ。
さすがにパリの夜景は綺麗です!

写真じゃわかりにくいですね。。シャンゼリゼ通りです。

凱旋門を中心に放射状に道がまっすぐとのびています。
シャンゼリゼ通りの向こうの方にはコンコルド広場のオベリスクも見えますし、
ライトアップされたエッフェル塔も見えます。

しばらくのあいだパリの夜景を堪能し、降りることに。
今度はあの螺旋階段を下っていきます。
「TVで見たけど、階段って上りより下りの方が足の筋肉にくるんだぞぉ〜〜!」
ま、上ったら下るのは仕方ないですけどね。

身障者マークの付いたエレベーターがあったので、車いすにでも乗って行けばエレベーターに乗せてくれるんでしょうね。
(日本に帰ってから聞いた話ですが、どうやら普通の人でもエレベーターに乗せてくれるとか・・・・・・・・・?)

とりあえず、パリに到着して凱旋門を制覇!
シャンゼリゼ通りの反対側の少し暗いグランダルメ通りをあるいてホテルまで戻りました。
K君とエレベーターで別れ(K君の部屋は私の部屋の一つ下の階)自分の部屋へ。
夜の10時過ぎていました。
風呂に入り、ノートPCでネットに接続してみます。
LANケーブルをPCにつなぐと日本語環境PCを自動で識別したのか、料金についての警告メッセージがでました。
1分間0.6ユーロ?一分間100円程度ですか。。
高っ!!説明文には続きがあります。
しかし、23ユーロを超えた分は一日(24時間)以内だと請求されません。。
つまり、一日中つないでいても3200円ぐらいか。。。とりあえず「承認」をクリック。
あっさりとインターネットに繋がってしまいました。
速度は最大10Mbpsぐらいでしょうか?それほどストレスも感じない程度にさくさくと快適にアクセスできそうです。


メールチェックをしたりしてとりあえずその日は終了。
明日は7時起きなのでパリ1日目は夜中の1時半までには就寝しました。
初日から結構疲れたような気もします。。。
そりゃ、12時間も飛行機に乗ってパリに到着後すぐ、5〜6kmぐらい歩いたし、凱旋門(階段は272段あるとか?)も
上ったし。日本ではもう朝の8時半でしょ・・・・

ほとんど徹夜してウロウロ歩いたのと同じだもんね。。。。。。。
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