1日目(その1)パリへ出発
2005年4月15日(金)
ついにパリに行く日がやってきました。
新婚旅行以来14年ぶりの海外です。
海外用に新規でボーダフォンも契約しました。
(この新規で買った携帯はフランスから帰った後、中学2年生の息子用にするつもりですけどね。)

昨日までに必要な物も買ったし、荷物もちゃんとそろいました。
朝の8時半、
うっちゃんに自宅まで迎えに来てもらいました。
スーツケースを仕事用
うっちゃん号に積み込み、家族に見送られながら出発です。
も関空に10時集合です。
週末なので渋滞が心配でしたが、それほど混んで無くスムーズに関空に到着。
うっちゃん、一週間会社の事は頼んだぞ!としばしの別れを告げ関空内の集合場所へ。

のツアーの関空出発組の人がすでに7〜8人到着していました。
ツアー専用カウンターにて受付を済ませ、航空券を受け取りました。
全員がそろった所でチェックインの為、エールフランスのカウンターへ。
パスポートと航空券を見せて荷物を預けてチェックイン完了。
みんなの手続きが完了したのでボディーチェックゲート前へ。
現金を両替してなかった事に気がついたのでみんなに先に行ってもらう事にして両替をしました。
申込用紙を記入し窓口へ提出。
レートは1ユーロ=142円。
小銭は両替してくれないんですね。ユーロ札とおつりを日本円の小銭で受け取りました。

ボディーチェックゲートを抜けて出国審査へ。
難しい顔したおっちゃんにパスポートを提出し
「出国」のハンコをもらいます。
これで無事出国完了です。ここから先はもう日本ではありません。

今は観光旅行のシーズンではありませんので比較的空いているみたいです。
あまり並ぶことも無くスムーズにすべての手続きができました。

エールフランスの搭乗口は関空の一番端っこになるみたいで、中に入り自動運転のモノレールに乗ります。
搭乗口まで行くと、ウチのツアーの人はまだ一人も来てませんでした。
入り口付近にあった免税店でも覗いているんでしょうね。

こちらにも売店とかあったので飛行機の中で読むために車の雑誌を購入。
やっぱり出国手続きをした後は、日本国内扱いでは無いんですね。消費税分は払わなくていいみたいで雑誌まで免税です。

しばらくするとみなさん搭乗口前に集まってきました。
出発予定時刻の20分前にゲートが開き搭乗開始。航空券を渡し、パスポートを見せて飛行機の中へ。

中に入るとビジネスクラスの席が。
さすがビジネスクラス。席が一人一人区切られていてシートも大きくリクライニングさせても後ろの人には
一切迷惑がかかりません。(その分、航空運賃高いもんね。。。)
エコノミーの席は飛行機の後ろ側。私の席は進行方向左側の窓際の席です。
エコノミーのエリアに来て驚きました。
席と席の間隔がやたら狭い。まるで国内線並に狭いんです。。。。。
「エールフランスは結構良いぞ」と聞いて居たのですが、この国内線並に狭いシートの間隔は・・・・
これから12時間も飛行機に乗るのに、窓際の席でしかも3列シート。
1回も席から立たない訳も無いでしょうし、隣の席の人がどんな人かもちょっと気になります。

自分の席の番号まで来てみると、同席の人は同じツアーに夫婦で参加されている
F機械F社長夫妻でした。
F機械はウチの会社と直接の取引はありませんのでF社長の事をあまり知りません。
その
F社長、50歳を少し過ぎたぐらいでしょうか?そこそこ大きな会社の社長様には見えない小柄でおとなしそうな方です。
F社長の奥様は40歳半ば過ぎぐらいでしょうか、ちょっとデブふくよかな体型ですがなかなか小綺麗にされていて、
愛想もよく、お話がすごく好きな方でした。
F社長の奥様は、パリには3度目で今回現地に着いたら一人であちこちと観光する予定だとか。
パリにすごくはまっているらしく、いろいろな事を知っていらっしゃって12時間の飛行機に乗ってる間、色々な話しを
聞かせていただいて退屈しませんでしたし、
F社長も気むずかしい感じは全くしなくて、もあまり気を使う事無く
気軽にお話させて頂いたのですごく良かったです。

定刻の12時、飛行機は離陸のため滑走路へ移動。
滑走路に進入してエンジンの出力を上げて離陸体制へ。
さすが国際線の飛行機です。燃料も人も荷物も満載しているのでかなり重いのでしょうか?
普段よく乗る国内線とは違い離陸するまでの滑走距離が長く感じました。
滑走路から浮き上がった飛行機は高度を上げながら右へ右へと旋回。
淡路島や神戸、西宮の街が見えてきます。
「あ〜こっちの方向に飛ぶんだ?」と思っていると、私の住んでる地区の上空にさしかかったので窓から下を眺めてると、
家の近くにある名神、阪神高速道路の「豊中インターチェンジ」を発見。
「あそこが豊中インターなら・・・・・・あ、地元の中学校と小学校がある!だったら・・・あった!家の裏の幼稚園!!」
「って事は、あそこが会社で、あそこが自宅のあたりだ!!」

さすがに声にまでは出しませんが、窓の外を必死にのぞき込みそんな事を考えて下を見ていました。
私の飛行機に乗って窓際に座った時の楽しみの一つです。

*ちょっと古い写真ですが、地元の写真です。飛行機からもこんな感じに見えていました*

伊丹空港に着陸する時は地元の上空をかなり低い高度で通過しますので窓際の左側の席なら自宅の近所とか
はっきり見えるんですよねぇ・・・

各席の前には液晶モニターがついています。
ナビの画面には高度や飛行速度、目的地への距離、現在位置が表示されています。
飛び立ってから1時間近く経ったでしょうか?新潟上空にさしかかって来ました。
この前北海道に行った時と同じような所を飛ぶな?って思っていると佐渡島の方向へ左旋回。
そのまま飛行機は北上し始めました。
変な国の変な戦闘機に打ち落とされ無いことを祈りつつ、いよいよ日本の領空を離れます。
順調に北上を続け大陸が見えてきました。

パリに向けて飛行中、昼の12時に関空を離陸してからフランスに到着するまでの12時間はずーーと外の景色は昼間です。
あたりまえと言えばあたりまえなのでしょうけど、やっぱり変な感覚ですよね。。

12時間の間、昼食と夕食の2回機内食がでますが、まるでTVCMのように私の少し前ぐらいの人から2種類ある機内食の
メニューを選べなくなったり、目の前のモニターはナビ画面やゲーム、映画とか見れるんですが何故か私たちの席の前の
液晶モニターがいきなり動かなくなり、しばらくすると再起動がかかったりしました。
まるでPCの起動画面のような表示が出た後、しばらくすると・・・・・・・・
「WindowsCEをロード中」と表示が。
WindowsCEって、何年か前にマイクロソフトがモバイル機器やゲーム機用に開発したWindowsです。
再起動まで20分ぐらいかかったでしょうか・・・・・・・・・後はちゃんと動いていましたけどね。
まさか、飛行機のメインコンピューターまでWindowsで動いてないだろうな・・・・・・と一抹の不安が頭をよぎりましたが、
何のトラブルも無く、乱気流にもあまり遭遇せずに12時間順調に飛行を続けて着陸態勢に入りました。
問題なくシャルル・ド・ゴール空港に無事着陸。

やっと飛行機から解放されました。
飛行機から降りて出口の方向へ。
出口の所で立っていた係の人に出発の時に渡された記入済みの黄色い「入国票」を渡し、パスポートを見せて通過。
荷物の受け取り場所へ行くとすでに
現地添乗員のおばちゃんが待っていました。
出てきた私たちの荷物をポーターの人がカートに積み込んでくれて外へ。
出たところにバスが待っていました。
バスに乗り込みすぐにパリへ出発。高速道路が渋滞してなければ40分ぐらいでホテルに着くそうです。
現地添乗員のおばちゃんが言うには、さっきまで天気が悪く雨が結構降っていたとか。
でも私たちの飛行機が着いたとたんに天気が良くなったそうです。
バスの中から滑走路の方を見れば大きな虹まで出ています。
私たちのツアー参加者(関空組)には悪人が居ないと言う証明でしょうか。

あれ?そういえば、私たちはいつのまにフランスに入国したんでしょうか?
検疫は?パスポートに入国のハンコももらっていませんよ??
そういえば、荷物の受け取り場所にいきなり
現地添乗員のおばちゃんが居たし、いきなり外にでてバスに乗ったし。
入国審査って、もしかして黄色い「入国票」をわたしてパスポートを見せた出口らしき所に立ってたあのお兄さんでおしまい?
さすがに歩いてでも隣の国に行けるヨーロッパ諸国は違います。
いちいちパスポートにハンコなんて押さないみたいですね。
あまりにもあっけなく、まるで国内線の飛行機に乗ってきたような雰囲気でフランスに入国していました。

現地添乗員のおばちゃんに明日以後のスケジュールの説明を受けながらバスは高速を順調に走り、パリの外周を走る高速に
入った所で遠くにエッフェル塔が見えてきました。
さすがに
パリに来た!って実感がわいてきますね。

高速を降り外を見ていると公園に野ウサギ発見!その公園にはウサギが掘ったとおもわれる穴もいくつかあります。
こんな立派な都会の真ん中に野ウサギが生息してるんですね。さすがにパリは違います!
それほど渋滞もなく1時間もかからずに無事ホテルに到着。
時刻は夕方6時半ぐらいだったでしょうか。
ロビーで
現地添乗員のおばちゃんが全員のチェックイン手続きを済ませるのを待っている間に、T商事のK君
チェックインの後
着替えてからどこかに夕食に行く約束しました。

T商事のK君は30歳をちょっと過ぎた好青年って感じの人。会社では営業をしているらしく言葉遣いも丁寧です。
すでに結婚していて小さな子供も2人居るそうです。
(ん?どこぞの独身貴族
「うっち○ん」も30歳ちょっと過ぎたぐらいだな。K君の爪のアカでも煎じて・・・・・)
T商事はウチの会社からすれライバル会社ですがそんな事はどうでもいいです。
お互い初めてのパリでいきなり自力で夕食を食いに行かなければいけない状況で、誰か一緒に居た方が良いに決まってます。

チェックイン手続きにに30分ぐらいかかったでしょうか?20分後にK君と再びロビーで待ち合わせすることにし、部屋のカードキーを
受け取って各自自分の部屋へ。
の部屋は「7066号室」となってますのでエレベーターに乗り込み7階のボタンを押しました。
7階に到着し、自分の部屋番号の扉にカードキーを通すと鍵が開き、部屋の中へ。
すでに自分のスーツケースも届いていました。
自分の部屋を見てびっくり!何故一人部屋利用で旅費が6万5千円も跳ね上がるのか理由がわかりました。

なんとベットが二つあります。。。。。。。つまり2人部屋なんです。
二人部屋を一人で利用する訳で・・・・そりゃ贅沢ですよね。(^−^;

後で聞いたんですが、こっちの方は日本みたいにシングルの部屋はあまり無く、ほとんどが2人部屋だとか。
「広い部屋を一人でゆったりと。こりゃええわ。」^^って思いながら部屋の装備をチェック。
をっ!バスタブあるやん!
フランスのホテルはシャワーしか無いと聞いていたのですが、このホテルの部屋にはバスタブがあるので
お風呂もゆっくりとお湯に浸かれますよ!
インターネットにPCをつなぐ為のLANケーブルもあるしTVもフランス語ですがちゃんと映ります。
・・・・・・・・って待ち合わせをしているのであまり遊んでいる暇はありません。
すぐ着替えて部屋を出ました。

エレベータに乗り
1階のボタン@を押しました。
3階ぐらいだったでしょうか?エレベーターは一旦停止。
外人の人がエレベーターに乗り込んできます。(あ、今は私が外人か・・・)

1階に着き、扉が開いたので降りようとしたら・・・・・・・なんだか様子が違います。
さっきのロビーのエレベーターホールとは全然違う・・・
しかし、エレベーターの表示は
1階を示す[ 1 ]となっているのに・・・・・・
ちょっと焦りながらエレベーターのスイッチをよく見てみると
(0 階) のスイッチがあり、そのスイッチの横に英語で「ロビー」と書いてあります。
どうやら、こっちでは1階=0階のようですね。って事は私の部屋は7階では無く、8階って事になります。。
一緒にエレベーターに乗り合わせた外人の人達(だからここでは私が外人だって。。)に
「そ〜りぃ〜」って言うと、
みなさん
「ノープロブレム!」って答えてくれました。^^;
ちなみに
地下1階( −1)と書いてありました。

無事(?)0階のロビーに到着。
先ほどのロビーに行くとすでにK君が待っていました。

1日目(その2)凱旋門へ
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